死と安楽の間で

〜安楽死、尊厳死について考えるブログ〜

ディグニタスはそもそもどんな組織か

前回のブログで紹介した、スイスにある安楽死のカウンセリングや援助を行なっているディグニタスという団体だが、

インターネットで検索しても、どういった人を安楽死の対象にしているのか、末期患者のみなのか、希望すれば安楽死できるのか、そもそもこの団体の運営は適切に行われているのか、いまいち見えてこない。

そこで前回に引き続き、ホームページの一部を英訳したい。

以下、ディグニタス会員についてのページの英訳である。

 

 

 “原則として、すべての成人はスイスに居住していなくても、外国市民権を持っていても、DIGNITASの普通の会員になることができます。しかし、DIGNITASはスイス国外のメンバーにサポートすることはできません。
DIGNITASのサービスの安全を確保したいメンバーは、法律的に有効な患者の指示を受ける権利、生涯の終わりに付随すること、付随する自殺への支援を受ける権利があります。さらに、協会がそれを提供できる限り、人生と死の人間の尊厳に関するすべてにおいて、カウンセリングを受ける権利があります。 DIGNITASは、メンバーに人類が大きな価値を持っているコンタクトを提供することを非常に重要視しています。 DIGNITASは「尊厳を持って生きる - 尊厳で死ぬ」という言葉をモットーにしています。
DIGNITASに加入するには、メンバーシップ宣言を記入してDIGNITASに送付するだけです。 DIGNITASは会員の承認を書面で確認した後、より詳細な書面を送ります。この手紙で、新会員は詳細な支払い指示書を受け取り、必要項目を記入し、オリジナルをDIGNITASに返します。 DIGNITASは項目事項を登録し、十分なコピーをメンバーに提供します。これで、DIGNITASのメンバーになる手続きが完了します。”

 

 なるほど、ディグニタスのサポートを受けるためには、スイス国内でなければ支援を受けることができないというのが、一番の障害であるが、手続きは簡単そうだ。さらにオンラインで手続きを進める項目もあり、金銭の支払いも特別な事情があれば考慮するとも書いている。

 

それでは、一体どのような患者が自死の対象になるのだろうか、制限はあるのか、ないのか。ディグニタスのサイトにはそうした知識面に関する項目もあるので、次回に紹介したい。